イベント概要
群馬県前橋市出身の日本画家・塩原友子(1921─2018)は、一貫して独自の表現を追求し続けた画家です。教員として働きながら制作を続けた戦中期を経て、終戦後には本格的に絵画を学ぶことを決意し上京。望月春江に学び、その後、井上三綱との出会いを通して、画面構成や素材、表現手法に対して意識的な実験を行うようになります。1960年代には、幾何学的な構図や抽象的要素を積極的に取り入れ、さらにコラージュや絵肌の表面を引っ掻いて線を描くといった、日本画の伝統的な枠にとらわれない手法を展開。やがて曼荼羅など宗教的モチーフにより、精神性を帯びた作品を手がけます。これらの変遷は、画家としての自立、戦後変化する価値観の中での模索、そして内省といった塩原の創作の軌跡を映し出しています。当館は、塩原の初期から晩年に至るまでの作品47点を収蔵しており、本展ではこれらを中心に構成し、彼女の画業を振り返ります。
🌟 見どころ・アクセス情報
前橋市出身の日本画家・塩原友子(1921〜2018)の回顧展が、アーツ前橋で開催されます。幾何学的構図や抽象的表現、コラージュ、曼荼羅など宗教的モチーフまで、約60年にわたる独自の芸術探求の軌跡をたどる充実した内容です。前橋駅から徒歩約15分のアーツ前橋で、4月下旬から6月中旬まで長期開催されます。